その他
世間ではなんか盛り上がっているものを鼻で笑うような構図だったり、「自分は周りと違う」ということを強くこだわる人は多くいる。ただ、本当の意味で「とんがる」って相当に難しいことだ。なぜなら、出る杭は打たれまくるからである。 私は幼稚園の頃に先生…
人間って本当に業の塊だよなって思う時がある。 「本当はこうしたいんだけれど、全然できない」とか。「こうあるべき人間なんだけれど、実際は全然そんな事無い」とか。「幸せを願っているって言ったけれど、ごめんやっぱ無理」とか。 この前、人生で大きな…
そういえば、先日アムウェイをやっていた時の直接スポンサリングした人からLINEがあった。 過去への謝罪、君も頑張れとかいうのが具体的な内容だったのだが、そんなことしている暇があったらマケの一つでもやっておけと感じたのは事実である。しかも、未だに…
改めて、世の中には分からない事がいっぱいある。スポーツだけでも、ものすごくある。 田沢純一が日本のプロ野球で2年間プレーできないと言う訳の分からない禁則事項や、「日本のマイケル・バッファー」冨樫光明氏がフリーライターの片岡亮氏と結託して嘘八…
ということで、先日お邪魔させていただいた「幕下相撲の知られざる世界」のライブ中継。元々ニシオさんとは仲良くしてもらっているわけだが、今回はそんな彼らと大相撲の十両について話した。元々、江戸時代にお給金として十両もらっていたことからその名が…
社会人ともなると、コントロールできないことが圧倒的に多くなる。多くは会社の命令であったり、社会の方針であったり。学生の時に嘆いていた自由のなさがかわいく思えるくらい、コントロールできないことで苛立ち、ストレスを溜める。去年の夏、ある工事現…
頑固者だ。優勝の瞬間も、インタビューを受けているときも、彼は最後まで一人の立派な力士として振る舞おうと努めていたように思える。喜びをひた隠しにし、また強敵が休場したことによる運が向いてきたということを自覚していたかのようだった。稀勢の里寛…
「大晦日のRIZINに出たい!」 リング上でも取材でも。彼は声を大にして宣言してきた。RIZINにどうしても出たい。チャンピオンになった今だからこそ、チャンスなのだと。矢島直弥という男は、チャンピオンベルトを獲得した時以上に上へと目指して走り続けてい…
大みそかのRIZINに出場したい。 その想いから今年1年戦い続けてきた男、それがぼくらの矢島直弥選手である。盟友にして大切な仕事仲間でもある小川徹選手の復帰戦で必死に応援に回っていた前回。「応援されるっていいですね」としみじみ語った姿はどこか決意…
恋は盲目と言ったのはどこの誰だろう。吉田沙保里の銀メダルの報を聞き、不意に思った。伊調馨と並びオリンピック4連覇という奇跡を達成するはずだった霊長類最強女子は、まさか届く直前で敗れることとなってしまったのだから。それも、かつてのライバルであ…
泣き虫愛ちゃん、キャプテンになる。なんて、かつての人気ドラマのようなタイトルだけれど、よくよく考えてみればいつでも福原愛というアスリートはお茶の間で人々を笑顔にしてきた。それも25年も前から。 テレビの特番で流れるのは、お母さんから受ける厳し…
内村航平が再び金メダルに輝いた。個人総合だけでなく、団体としても金メダルを獲得することとなったのだ。その活躍ぶりに「キング」と海外の選手からも敬意を持たれるに至った内村は、一人のアスリートとして大きな尊敬を持たれていることは確実である。 そ…
バレーボールの全日本女子がオリンピック出場を決め、バレーボールファンの方々はホッと胸をなで下ろしたことだろう。セッターの竹下佳江選手が引退し、宮下遥選手に長岡望悠選手など、将来有望な選手が出てきたにもかかわらず、それでも相変わらずいざとい…
グランドスラム唯一のクレーコート大会がいよいよ今夜に迫ってきた。全仏オープンとは、ウィンブルドンや全米、全豪と比較してもどこか特殊なお祭り感があるように思える。ウィンブルドンはどこか神聖で、全米と全豪はまた違った趣があるが、どこか全仏だけ…
この絶対王者を破る術は、どこにあるのだろうか。完璧なリターンに代表される、精度の高く多彩なショット。動じないメンタル。ノバク・ジョコヴィッチ選手のすごさを列挙すればきりがないほど、多くある。 セルビアのベオグラードで産まれたこのセルビア人は…
錦織圭選手がすごい。いや、知っているよと言うかもはや言うまでもないことではあるけれど、とにかくすごい。自分の必勝パターンまで粘って最終的に勝利を拾うことができるようになっている、というのが直接の勝利に結びついている要因だそうだが、そこは私…
三役に選ばれた力士内でもひときわ整った顔立ちをしている力士がいる。それが、勢翔太こと本名・東口翔太である。寿司屋の息子として生まれた勢は、身体が弱く喘息気味であったという。ひときわ体が大きく、未経験ながらわんぱく相撲で優勝したこともある。…
意外にニュースで話題にならないのが、豪栄道の4連勝ではないだろうか。日本人大関の稀勢の里、琴奨菊と比較して話題にならないが、彼も立派な大関の一角である。ましてやアマチュア時代からの超エリートでもある豪栄道豪太郎、本名・澤井豪太郎は大阪の寝屋…
アメリカにまた、将来有望な若手が旅立つ。しばしば、若手選手でいうと海外挑戦は大きなリスクである。それも将来有望な若手がとなると周囲が心配するのもなおさらだ。しかし、今回の場合は異なる。必ず日本を背負ってもらう人物として成長してもらわなけれ…
春場所、千秋楽。結びの一番でのことだった。白鵬と日馬富士の取り組みは、誰もが呆気にとられてしまい、そしてその論調が怒りを帯びてくるようなものであった。かく言う私もその一人で、ただし相撲のルールとしては何ら逸脱していないその横綱の取り組みと…
まるで全盛期の山本“KID”徳郁選手が乗り移ったかのようだった。殴られても殴り返す。ポイントなんぞ関係ないと言わんばかりに。会場中から聞こえるそのコールに答えるような、激しいラッシュ。明らかに「狩り」に来ている。矢島直弥選手の最終ラウンドだ。す…
熊本を中心に発生した大きな地震。Twitterのタイムラインをなぞり、そしてテレビで流れてくるニュースを見ていて、私は涙が止まらなくなり、そしてとても心細くなってしまった。被災地の方々が数倍、苦しい想いをしていると分かっていてだ。いや、いるからこ…
友人に誘われて、バスケの天皇杯準決勝を見てきた。非常に熱気があふれていて、もっとスポーツニュースに取り上げてもいいのではと思うほどの熱戦に私もエキサイトした。しかし、未だ日本バスケットボール界が越えることのできない壁があることもひどく痛感…
もはや我々が、想像し得ないところにいるのだろうか。322.40というフィギュアスケートの採点において、前人未到の点数を叩き出したのだから。ソチオリンピックからまだ1年しか経過していないのだ。それでも、類まれなる表現力とあくなき向上心で世界の頂点…
「私はもう、あなたを愛せません」とつぶやき、稀代のスーパースターは現役を退く。コービー・ブライアント、その人である。マイケル・ジョーダン以後、アメリカのバスケットボール界で最もMJと比較された。その幻影に悩み続けてきたであろう「ネクスト・ジ…
2分49秒1という、激しくも長い戦いの末に勝利したのは照ノ富士だった。将来の横綱としても期待がかかる大関は膝の靱帯断裂に苦しみ、今回は勝ち越すのがやっと。苦しんだ九州場所で、絶対的な強さを持つ白鵬を下した照ノ富士の底力を見た。現にトップコンデ…
69-66というスコアから見えるように、実はかなり接近した試合だったプレーオフ決勝第2戦。実は、日本のプロバスケットボールを見るのは初めてで、高校バスケットボールを見に行ったきりとなるため、生観戦は2回目となる。 2戦目ということで、やや身体が重た…
高速レースとなった東京マラソンでの優勝タイムは2時間6分ジャストであった。ワールドマラソンメジャーズの一角である東京マラソンで、どうもアフリカ勢に勝利をすることが難しい状況が続いていることは事実だ。これは、何も今に始まったことではない。そん…
もはや、再建をするのは不可能の域に達している。日本バスケットボールの現状である。FIBAの理不尽な要求でさえも呑まねばやっていられないほどの惨状には目を覆うばかりだ。そして、その追い打ちをかけるようにNBLのチームが経営危機であることを露呈。いよ…
見るに堪えない光景だった。昨日の白鵬-照ノ富士の「ダメ押し」である。既に照ノ富士が土俵から出た時点で相撲としての取り組みは決していた。だが、あえて下してから無理に相手を突き飛ばす。そんな感情的な相撲をとっていた。決して褒められた行動ではない…