殴るぞ

色々と思いっきり話します。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

25年前のユーゴスラビアと25年後の日本

「サッカーは分からない」。 シュワーボことイビチャ・オシムが呟いた言葉である。1992年5月28日にサッカーユーゴスラビア代表は、国際連合からの制裁を受けて全ての国際大会から追放される形で終焉した。国家としてすでに崩壊していたユーゴが、最期に輝き…

ギレルモ・リゴンドウ「その美しさを刻め」

理想のボクシングとは何だろう。しばしば議論されるこの話題。色々あるだろうが、一つ究極の物として定義されるのは「打たれずに打つこと」。そして、それはとても難しいことも多くのファンが理解していることだろう。 なぜならば「究極」として定義されたそ…

長谷川穂積「A Fighting Man」

その結末は、あまりにも突然だった。かつてWBAのバンタム級暫定王者の獲得経験もある2階級制覇を達成した王者、ウーゴ・ルイスが棄権の意思を示してTKOとなったWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。新王者はもう、フレッシュな男とは言えない。長谷川…

亀田和毅が山中慎介を倒すことができる3つの理由

亀田和毅がジム移籍を認める報道が流れた。大変喜ばしいことだ。様々な嫌がらせをかいくぐり、よくぞここまで戻ってきたと思う。 プロモート先がトップランク、ゴールデンボーイ・プロモーションズからの提訴に追われている中で、彼はマクドネル戦に2連敗し…

亀田への一連の処分。日本ボクシングへの怒りと悲しみ。

亀田和毅のライセンス復帰がいよいよ現実味を帯びてきた。そもそも亀田三兄弟は、周囲から見られている以上に潔白であったにもかかわらず、何よりも日本のボクシングを統括する組織である、日本ボクシングコミッション(以下、JBC)が定めた悪法をしっかりと…

井上尚弥「初心忘れるべからず」

ローマン・ゴンサレス対マックウィリアムズ・アローヨとの対決を見た次の夜。地上波で行われていたのは井上尚弥の試合だった。「チョコラティート」らしからぬ野性味を感じないボクシングを見て、果たして井上の勝算はと思ってテレビを付けた。そこには驚愕…

応援という非日常的な中で

パンクラス280がディファ有明で行われた。今回の興行はとてもエキサイティングな結果が多かった。第8試合から観戦していたが、タテキ・マツダ選手や松嶋こよみ選手の技術の高さに思わず唸ったかと思えば、メインイベントにあった久米鷹介選手の闘志溢れるフ…