殴るぞ

色々と思いっきり話します。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

遠藤保仁に残された時間で求められているもの

遠藤保仁を見るとつくづく思うのだ。自然体だなあと。本当にマイペースで何事にも動じない。だが、彼はいつもトップレベルにいる選手ではなかったのだ。それだけの能力があるにも関わらずだ。三兄弟の末っ子として育った遠藤は鹿児島では「遠藤三兄弟」とし…

柴崎岳の世界との戦いが始まる

「岳は化物。あいつは天才」。大学時代にゼミで一緒だった友人から教えてもらったことがある。韮崎高校で主将を務めた人物が言うのだから、その通りなのだろうと思っていた。事実、その年の青森山田は強かった。最も面白いサッカーをしていたし、柴崎岳は要…

大迫勇也は何がハンパないのか

ハンパないという言葉とともに、鮮烈に残っている選手がいる。大迫勇也その人だ。彼は平山相太がかつて打ち立てた大会最多得点記録を更新し、鳴り物入りで鹿島アントラーズに入団。その後も順調にキャリアを積み上げて、昨年のワールドカップでは日本代表に…

大前元紀に抱いた、国立競技場での感動

いい選手がいるからと言って優勝をすることができない。それは何もサッカーに限ったことではない。大谷翔平のいた花巻東が全国制覇を達成したことはない。アフリカ人留学生のいる山梨学院大学が近年、駅伝を制覇したことはない。たった一人すごい選手がいる…

セクシー・フットボールの名と共に

箱根駅伝が終わると、いよいよ正月にも終わりが告げられる。正月ボケもいよいよ解消しつつ、といいたいのだけれど。どうしても正月ボケが終わらないリアルがそこにはある。そう、高校サッカーだ。学生のアマチュアスポーツが立て込むとどうしても見てしまう…

馬場翔大の失速から感じた、小野裕幸という幸運の成功例

神野、5区区間新記録樹立。まるで楽しんでいるかのように賭けて行く姿は、本当に山の神童と呼んでも差し支えない振る舞いであった。おそらくは復路でも順位を落とさずに優勝することだろう。一方で、駒澤の馬場には辛いレースとなってしまった。神野のハイペ…

大迫傑はスーパースターだ

東京の町田で生まれ育った彼の姿を見た人はこう語る。「異次元」と。全国の駅伝に出場するような選手というのは、それ相応の実力を持って殴り込みをかけに来る。大迫も紛れもなく東京都内には敵のいないスーパーランナーだったのだ。佐久長聖入学後も着実に…

鎧坂哲哉に感じた「ボルト並みの強さ」

戦後最多優勝を誇る駅伝の名門学校といえば、世羅高校である。90年代には低迷した時期こそあったものの、留学生を起用し始めてから再び息を吹き返してきた広島の県立校だ。近年は、留学生がいる学校が強い風潮もあり、特にビタン・カロキやチャールズ・ディ…