殴るぞ

色々と思いっきり話します。

陸上競技

靴ばかりに注目しないで、もっと現場への称賛もしてくれませんか。

今年の箱根駅伝でMVPを獲得した相澤くん 本日早朝に日本の女子のハーフマラソン記録が塗り替えられた。新谷仁美という女子陸上界歴代最高の天才が、見事にやってのけたのだ。しかしだ。彼女を称賛する声は少しばかり少ないように思える。それはハーフマラソ…

増田明美さんの解説に対して適切に付き合っていく方法を教えてもらえませんか。

私はマラソンや駅伝が大好きだ。自らの体と対話しながらも相手と駆け引きを行うスポーツだからだ。 何よりも見る人が多いし、襷を繋ぐ姿というのも日本人的で非常に共感するものがある。今年も箱根駅伝の予選会を観に行った程だから、率直に言えば相当なもの…

桐生祥秀と山縣亮太がとても楽しみになってきた

こんな表現をしたら失礼に当たるのだろうか。だが、そう書かずにはいられなくなった。桐生と山縣は今回の日本選手権で、多田修平やサニブラウン・アブデル・ハキーム、ケンブリッジ飛鳥に敗れた。まだまだ伸び盛りのサニブラウンには雨の中自己ベストをたた…

人間の限界とマラソンというレース

マラソンの高速化が進んでいる。日本記録どころか、2時間6分台のタイムが記録されなくなって早くも15年経過するが、その間に世界では2時間5分はおろか2時間3分台の記録も破り2時間2分に到達している。 先日、東京マラソンでウィルソン・キプサングが2時間3分…

中本健太郎の優勝。4年前の雪辱という個人的なところにとどまらないと考える、その理由。

中本健太郎、初優勝。普段冷静沈着な男の眼は、涙でにじんでいるように見えた。4年前に別府大分マラソンで川内優輝にちぎられたものの、世界陸上では日本人最高位でフィニッシュ。国際大会のマラソン競技で複数回、現役選手としては唯一入賞経験の実績がある…

その一瞬、リアルを見た。 -第67回全国高校駅伝レポ-

昨年、世羅高校が圧倒的な強さを持って連覇した高校駅伝。いわゆる都大路と呼ばれるこの大会、午前中に女子が、午後には男子が駆け抜ける。そこで今回、この都大路をよりリアルに体感すべく、3つのポイントに分かれて駅伝を体感することとした。 ①2時間の間…

遠藤日向「未来」

学法石川高校のエースであり、将来を嘱望されている高速ランナーが遠藤日向くんだ。3000メートル走の高校生記録を保持している若武者は、高校生にして唯一の7分台のランナーである。加えて、5000メートル走でも佐藤秀和さんが記録した13分39秒87という高校生…

青学包囲網とサンキュー大作戦

いよいよ箱根駅伝の季節がやってきたわけだが、昨年の駅伝は「青学か東洋か?」と言われるほど両校の差は拮抗していたように思える。東洋に服部勇馬選手というエースがいたためだが、青学はレースの天才、久保田和真選手を始めに4年生が充実していた。 蓋を…

川内優輝「その男、不器用につき」

意地と魂のこもった走りだった。すでに一週間は過ぎたものの、興奮と感動は忘れられない。川内優輝の真骨頂、愚直で実直な走りを見せられたからだろう。 多くの報道で語られているように、今回のマラソンを前にコンディションは最悪の状態。右のふくらはぎを…

ウサイン・ボルトの驚愕

ウサイン・ボルトにバトンがわたり、走り出す。すると横にいたのは誰だろう。なんと、日本のケンブリッジ飛鳥だった。「おい、マジかよ!」という表情をボルトは一瞬見せたのもつかの間、グングンと加速していき、最後の最後は役者の違うところを見せてくれ…

佐藤清治「哀しき天才」

箱根路を沸かせたスーパースター、大迫傑がオリンピックで世界に挑む。設楽啓太・悠太兄弟に、服部翔大や窪田忍は同年代。下には村山謙太・紘太兄弟や服部勇馬・弾馬兄弟。青学の一色恭志、神野大地と、大迫傑世代以降から、才能ある選手が世界の舞台へと飛…

日本大学が箱根駅伝で結果を出せない理由

日大の闇が深い。何が深いといえば、箱根駅伝のあの大失速である。もはや案の定である。今回もダニエル・ムイバ・キトニーくんと6区町井宏行くんが山で好成績を残したにも関わらず、それ以外で区間一桁に入ったのは1区の荻野眞乃介くんと2区の石川颯真くんの…

藤光謙司「29歳の逆襲」

藤光謙司がすごい。俄かに出た陸上短距離を席巻する実力者が、日本選手権でまさかの優勝を達成してしまった。今年に入ってからコンディションがすごく良く、記録会でも自己新記録を叩き出すなど絶好調であることは噂には聞いていた。しかし、29歳となったス…