勇気があれば

人は見栄を張ります。

ただ、その見栄には必ず理由がある、と考えています。

それが端から見たら大した理由でないとしても、その人にとってはとても大切なことなんですよね。

人間は自分のプライドってすごく大切にするから。だから、等身大であるということは本当に難しいんだ。

自分も見栄や格好つける姿で、結局自分の首を締めてしんどい思いをしてきた。

それは逆にダサくて格好悪くて、自分の身の丈を越えていることにいつまで経っても気がつけなくて。まあ、多分自分はずっと格好をつけたかった。

あるがままの自分のキャラクターが大嫌いで「こんなの自分じゃない！」とか「格好悪い！」とずっと思っていた。今だってそんなに自分のことは好きじゃないしね。

それは自分が「格好悪い」って自分が思っているから。
でも服装にこだわったりとか、整髪料をつけても様にならなくて、いやだった。
とにかく好きな知識を吸収して、それで勝負できればいいと思っていた。

でもそれがあまりにも狭い世界で、そもそもぼくが立てるリングが無くて。
それ以上に伝える力も無くて。見てくれが良くないとなおのこと伝わらなくて。

最終的に、今はそれでもパーマかけて服装も前よりは、まあイケていると思う。しょうがない。それが格好良く「ある」ためにどうしても必要だったから。今だって多分そうなんだ。
今も過去は振り返りたくないし、振り返る度に暗澹とした気分になるんだけれどね。恥ずかしくて。
ただ、それでも良い。むしろ恥や失敗しないと人は学ばないし、成長だって無いんだ。

ということを誰かが教えてあげないといけないんだろうけれど……。

人間「楽に流れる」というのが常なもの。結局は気がつくしか無いんですよね。

【勇気があれば】