殴るぞ

色々と思いっきり話します。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小川徹レポート「兆し」

恐らく、当ブログで一介の無名選手を取り上げることは初めてだと思う。マッチレポートの前に今回書く小川徹とぼくの関係について書く事としよう。独立して仕事をしたいと思っていた矢先、知人に紹介されたのがきっかけだった。仕事は、名刺のデザインと総合…

誰がどこにいるのか

69-66というスコアから見えるように、実はかなり接近した試合だったプレーオフ決勝第2戦。実は、日本のプロバスケットボールを見るのは初めてで、高校バスケットボールを見に行ったきりとなるため、生観戦は2回目となる。 2戦目ということで、やや身体が重た…

ブラウグラナからの感謝

最強のチームに君臨し続けた男は、最後に3冠を成し遂げてカンプ・ノウを去ることができるだろうか。チャビ・エルナンデス・クレウス。FCバルセロナの「心臓」にして、不世出のゲームメーカー。小柄な身体を隠すようにボディコンタクトをひらりと交わせば、そ…

永井謙佑 ~Wonder or Rubbish?~

「あいつは反則、本当にスピード違反」。高校時代、永井と対戦したことがある人物からそう教えてもらったことがある。トップスピードに入れば、どんな相手でもあっという間に置き去りにされてしまう。それが永井謙佑というサッカー選手の魅力であり、そして…

奇人は誰よりも突き抜ける

サッカー史に残る当代きっての戦術家は、我々が想像している以上にエキセントリックで、クレイジーだ。ルイ・ファン・ハールその人である。AZから始まった指揮官人生は、1991年にアヤックスに就任してから才能が開花し始める。1994-95シーズンはエールディヴ…

夢を与える

いつからだろう。清原の話題が出てくるたびにネガティブな内容ばかりがクローズアップされるようになったのは。いつからだろう。清原がこんなにも格好悪くなってしまったその姿は47歳になる大人としての行動や振る舞いには見えない。そう、わがままを言って…

ボクシングを楽しく見る方法 ~フロイド・メイウェザー・ジュニア vs マニー・パッキャオ 編~

さて、極上のビッグマッチが終わり、様々な評価が飛んでいる。特に悪い評価がだ。「面白くない」、「素人向きではない」。ロンドン五輪金メダルの村田諒太は「メイウェザーだから許される試合」と評し、115-113という独自の採点も見せてメイウェザーの試合を…

ルイス・スアレス、本能と理性のストライカー

あの噛みつき事件からもうすぐで1年が経とうとしている。それも世界一を決める大会でだ。ルイス・スアレスその人である。ウルグアイではディエゴ・フォルランに代わり代表のエースとなり、バルセロナではトリデンテの一角としてネイマールやメッシと共存して…

フロイド・メイウェザー・ジュニア vs マニー・パッキャオ ~ヴィンテージ~

ヒリヒリする様な、際どい攻防の末に。3人のジャッジはメイウェザーを支持していた。ぼくの採点は116-112でメイウェザー支持。その濃密な攻防は10ポイントマストシステムでは決して評価されるべきものではない、感動的で絶妙な駆け引きがそこにはあった。 特…

レイムンド・ベルトランのウェイトオーバーと粟生隆寛の命の軽視への怒り

実は、フロイド・メイウェザー・ジュニアvsマニー・パッキャオとの一戦を前にして、日本人選手が世界タイトルをかけた決戦に挑んでいた。粟生隆寛である。長谷川穂積の弟分にして、おそらくはもっとも才能あふれる天才肌のボクサーだ。カウンターのタイミン…

今日もいい笑顔

いつだって彼は、ぼくらに笑いをもたらしてくれる。大田泰示のことだ。 おっちょこちょいなプレーで時折笑わせたり、どうしようもない理由で教育リーグのメンバーから外されたり。あまりにもうだつが上がらなくて、阿部慎之助の自主トレメンバーからも外され…

メイウェザーvsパッキャオ Pacman(4)~キッズ・リターン~

全てを賭けて臨んだはずのマルケス戦。その代償は余りにも大きかった。ボクシングにおいて、それはよくある話だ。たった一度の負けが、人生を大きく狂わせる。オスカー・デ・ラ・ホーヤと戦ったアイク・クォーティ然り、オルランド・サリドに敗れたファンマ…