殴るぞ

色々と思いっきり話します。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

エドウィン・バレロ「孤独」

いなくなってから分かる偉大さと言うのは結構ある。例えば、マイケル・ジャクソン。世界一のエンターテイナーは生前から偉大ではあったが、やはり死後に彼を超えるポップスターをぼくは見たことが無い。ショービジネスに生きた男がこの世を去ったのは2009年…

村田諒太が世界王者になれない3つの理由

日本で一番、世界王者になると期待されている男がいる。ロンドン五輪のボクシングミドル級金メダリスト、村田諒太である。中重量級が多くひしめく中で、多くのボクシングファンが彼の世界王者戴冠を夢見ていることだろう。 しかし、今の彼では世界王者になる…

2006年高校野球「夏の庭」

2006年夏優勝:早稲田実業学校高等部 高校野球は不思議だ。その夏だけ、神様に愛された球児が時々現れることがあるからだ。斎藤佑樹は間違いなく、甲子園の神様に愛された男の一人であった。それは言うまでもないだろう。夏が始まる前までは「早実のエース」…

2005年高校野球「背番号11の系譜」

2005年夏優勝:駒澤大学附属苫小牧高等学校(2年連続2度目) 背番号11の系譜。駒大苫小牧の全国制覇には、背番号11がマウンドで躍動したことによって生まれた。一人は鈴木康仁。決して球速に飛び抜けたものはなかったが、キレのある球を多くの打者が打ちあぐ…

聖イケルよ、ありがとう

チャビに拍手を、そして聖イケルに敬意を。二人の「旗頭」との別れは、あまりにも対照的であった。チャビは「クラブ以上の存在」と表現するFCバルセロナで、攻撃のタクトを振るい続けた。イケル・カシージャスは「白い巨人」と呼ばれたレアル・マドリーで、…

ピッチに神は要らぬ

リオネル・メッシはまるで、異次元の世界へ達しているように見える。コパ・アメリカのMVP受賞辞退についてだ。クラブでの充実したシーズンを終えて、アルゼンチン代表のユニフォームに袖を通した。しかし、今回も無冠に終わった。ブラジルワールドカップでMV…

ぼくが山中慎介のボクシングにエキサイトしない理由

相手の良さを封じ込め、切れ味鋭く破壊力のあるストレートで相手を打ち抜く。相手はダウンし、やがてゴングがなる。山中慎介のいつもの防衛戦の光景だ。かつて日本にいた亀田とは違い、エキサイティングできびきびとした緊張感すら漂う世界戦。のはずなのだ…

大谷よ、メジャーへ行け。

少し前までは160キロのストレートを投げて、ホームランを打つ選手は漫画の世界でしかありえない話だった。MAJORの主人公・茂野吾郎のようなそんな存在感。これだけスケールが大きく、楽しみな選手など出てくるはずがないと思っていた。 しかし、大谷翔平が出…

香川真司「朴智星から学ぶことができることとは」

かつてスポナビプラスで執筆していた「キリタニブログ」のエントリーで、このような記事があったことを今でも記憶している。ちょうど、香川真司がマンチェスター・ユナイテッドに移籍した頃の話だ。 「香川真司は朴智星をまねるべきである」。 当然のことな…

賞賛の裏で

さて、なでしこジャパンの連覇という夢は潰えた昨日の決勝。2-5という大差での敗戦。ライバル国であるアメリカという壁を高く感じる結果となったわけだ。しかし、日本のメディアは挙って彼女たちを賞賛する。「感動をありがとう」。これはしばしば感じている…

村山紘太の確かな成長

「俺はハードに練習してるぜ! 俺は寝ているときでも練習している。お前らが寝ているときでも俺は練習している。そしてお前たちが練習しているとき、当然俺は練習している」 5月に圧勝したフロイド・メイウェザー・ジュニアの格言だ。父兄弟三人がボクシング…