2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
一走入魂。白に赤い文字が刻まれた鉢巻きを巻いて走るランナーを覚えているだろうか。町澤大雅くん、彼は今どき珍しい「魂で走るランナー」だ。彼は高校時代、飛び抜けた実績があるわけでは無い。今でこそ10000メートル走28分台のランナーとして知られている…
そのシルエットは、徐々に先輩の中村匠吾選手に似てきていた。駒澤の3年生エース、中谷圭佑くんである。3大駅伝では台風で中止になった2014年の出雲駅伝を除いて全て出場。ブレーキになることなくきっちりと走る能力は中村選手のそれだ。瀬古俊彦さんからは…
驚異的なラストスパートは、突然やってきた。残り200メートルを切った時だった。留学生二人と高校の同級生、一色恭志くんと形成されたトップ集団を一気に引きちぎる。まるでそこから100メートル走でも始めるかのごとく、猛然とダッシュを始めたのだ。突然の…
友人に誘われて、バスケの天皇杯準決勝を見てきた。非常に熱気があふれていて、もっとスポーツニュースに取り上げてもいいのではと思うほどの熱戦に私もエキサイトした。しかし、未だ日本バスケットボール界が越えることのできない壁があることもひどく痛感…
「ちょっとマイクを足元へ向けてもらってもいいですか?」高校駅伝を解説していた金哲彦さんがそう言うのを聞いた。それが一色恭志くんの素晴らしさを初めて見た瞬間だった。リズムが良い。そして、テンポが速い。足の回転が速く、それがまったくぶれないの…
日大の闇が深い。何が深いといえば、箱根駅伝のあの大失速である。もはや案の定である。今回もダニエル・ムイバ・キトニーくんと6区町井宏行くんが山で好成績を残したにも関わらず、それ以外で区間一桁に入ったのは1区の荻野眞乃介くんと2区の石川颯真くんの…
■ハッピーエンドで頼むよ ゴールテープを真っ先に切ったのは、青山学院大学だった。序盤でのリードを保ったまま芦ノ湖に、そして大手町に。久保田和真くんや一色恭志くんが高校時代から名前の知れた選手であったという事実を差し引いても、見事すぎるレース…
本当に思いつきだった。鶴見中継所を過ぎて、もしかしたら箱根湯本付近で生で見ることができるのではないかと直感した。都内に住んでいる自分からすれば、特急電車を使わなくても2時間ほどで箱根まで行ける。やってみよう。そこからはあっという間だった。素…