殴るぞ

色々と思いっきり話します。

サッカー

トーマス・シャーフ氏講演(1)

Twitterを見ていると、「サッカーの面白い分析を心がけます」の管理人・らいかーるとさんがTLでインフォメーションを流していた。かつてヴェルダー・ブレーメンを率いていたトーマス・シャーフ氏が来日、講演を行うとのこと。これは行くしかないと思い、即申…

サッカーはサポーターだけのものではない

村井満チェアマンの発言が批判されている。ナビスコカップ決勝戦の前にハロウィンのコスプレを歓迎する発言が、サッカー好きの人たちの逆鱗に触れたようなのだ。twitter上での批判はものすごいことになっている。「神聖な決勝戦を汚している」と言わんばかり…

聖イケルよ、ありがとう

チャビに拍手を、そして聖イケルに敬意を。二人の「旗頭」との別れは、あまりにも対照的であった。チャビは「クラブ以上の存在」と表現するFCバルセロナで、攻撃のタクトを振るい続けた。イケル・カシージャスは「白い巨人」と呼ばれたレアル・マドリーで、…

ピッチに神は要らぬ

リオネル・メッシはまるで、異次元の世界へ達しているように見える。コパ・アメリカのMVP受賞辞退についてだ。クラブでの充実したシーズンを終えて、アルゼンチン代表のユニフォームに袖を通した。しかし、今回も無冠に終わった。ブラジルワールドカップでMV…

香川真司「朴智星から学ぶことができることとは」

かつてスポナビプラスで執筆していた「キリタニブログ」のエントリーで、このような記事があったことを今でも記憶している。ちょうど、香川真司がマンチェスター・ユナイテッドに移籍した頃の話だ。 「香川真司は朴智星をまねるべきである」。 当然のことな…

賞賛の裏で

さて、なでしこジャパンの連覇という夢は潰えた昨日の決勝。2-5という大差での敗戦。ライバル国であるアメリカという壁を高く感じる結果となったわけだ。しかし、日本のメディアは挙って彼女たちを賞賛する。「感動をありがとう」。これはしばしば感じている…

ブラウグラナからの感謝

最強のチームに君臨し続けた男は、最後に3冠を成し遂げてカンプ・ノウを去ることができるだろうか。チャビ・エルナンデス・クレウス。FCバルセロナの「心臓」にして、不世出のゲームメーカー。小柄な身体を隠すようにボディコンタクトをひらりと交わせば、そ…

永井謙佑 ~Wonder or Rubbish?~

「あいつは反則、本当にスピード違反」。高校時代、永井と対戦したことがある人物からそう教えてもらったことがある。トップスピードに入れば、どんな相手でもあっという間に置き去りにされてしまう。それが永井謙佑というサッカー選手の魅力であり、そして…

奇人は誰よりも突き抜ける

サッカー史に残る当代きっての戦術家は、我々が想像している以上にエキセントリックで、クレイジーだ。ルイ・ファン・ハールその人である。AZから始まった指揮官人生は、1991年にアヤックスに就任してから才能が開花し始める。1994-95シーズンはエールディヴ…

ルイス・スアレス、本能と理性のストライカー

あの噛みつき事件からもうすぐで1年が経とうとしている。それも世界一を決める大会でだ。ルイス・スアレスその人である。ウルグアイではディエゴ・フォルランに代わり代表のエースとなり、バルセロナではトリデンテの一角としてネイマールやメッシと共存して…

カズが教えてくれる大切なこと

喜びのカズダンスをまた見ることができるとは思っていなかった。言うまでもなく、日本サッカー界のレジェンドである三浦知良のことである。48にもなっていれば、もう第一線からは退いて、悠々自適な生活を送っていても不思議ではない。プロスポーツはそうい…

バグンサ・オルガニザータ

サッカーとは野球ではなく、サッカーである。バスケットボールでは決してないし、ハンドボールにもバレーボールにもなりえない。当たり前のことを言っているようで、実はぼく個人としてはそれを分かっていないのは何より日本人ではないのかと考えている。そ…

岡田武史……その男、チャレンジャーにつき

岡田武史は挑戦者である。なぜだろうか。日本人唯一のワールドカップでの指揮経験があるから? もちろんそれは要素の一つだが、ではなぜそれが生み出されたのだろうか。そこにあるのは「世界と戦って勝利するにはどうしたらいいか?」を考えて、トライアンド…

サッカーの代表監督にふさわしい素質とは何か

ハビエル・アギーレが解任されてから後任監督の報道が多くみられるようになっている。すでに候補を絞って活動している、有名な監督がオファーを断った、そのような報道が飛び交う。どれも迷走しているように見えるその選出だが、よくよく考えてみるとザッケ…

遠藤保仁に残された時間で求められているもの

遠藤保仁を見るとつくづく思うのだ。自然体だなあと。本当にマイペースで何事にも動じない。だが、彼はいつもトップレベルにいる選手ではなかったのだ。それだけの能力があるにも関わらずだ。三兄弟の末っ子として育った遠藤は鹿児島では「遠藤三兄弟」とし…

柴崎岳の世界との戦いが始まる

「岳は化物。あいつは天才」。大学時代にゼミで一緒だった友人から教えてもらったことがある。韮崎高校で主将を務めた人物が言うのだから、その通りなのだろうと思っていた。事実、その年の青森山田は強かった。最も面白いサッカーをしていたし、柴崎岳は要…

大迫勇也は何がハンパないのか

ハンパないという言葉とともに、鮮烈に残っている選手がいる。大迫勇也その人だ。彼は平山相太がかつて打ち立てた大会最多得点記録を更新し、鳴り物入りで鹿島アントラーズに入団。その後も順調にキャリアを積み上げて、昨年のワールドカップでは日本代表に…

大前元紀に抱いた、国立競技場での感動

いい選手がいるからと言って優勝をすることができない。それは何もサッカーに限ったことではない。大谷翔平のいた花巻東が全国制覇を達成したことはない。アフリカ人留学生のいる山梨学院大学が近年、駅伝を制覇したことはない。たった一人すごい選手がいる…

セクシー・フットボールの名と共に

箱根駅伝が終わると、いよいよ正月にも終わりが告げられる。正月ボケもいよいよ解消しつつ、といいたいのだけれど。どうしても正月ボケが終わらないリアルがそこにはある。そう、高校サッカーだ。学生のアマチュアスポーツが立て込むとどうしても見てしまう…

J2プレーオフ、運命が決まる。

ジュビロ、ロスタイムの失点で敗れる。引き分け以上でファイナルステージへの進出が決まっていたジュビロにとって、これ以上のショックはないだろう。まさかのGK山岸のヘディングによって敗れるとは夢にも思わなかったはずだ。Jリーグができてから、ジュビロ…

もし日本に森兄弟がいなかったら

自業自得というのが、回答だろうか。日本バスケットボールの醜態である。bjリーグへの仕打ちとともに、様々な既得権益争いによってそもそもFIBAが要請していた話し合いすら成り立たなかったような状況だった。大体が、他の団体が和解に奔走している時点で既…

やりたいこととできること

アジアカップ前哨戦とも言えるオーストラリアとの対決。日本のライバルになるであろう開催国でもあるオーストラリアは若手をあえて使って健闘した。それでも前線の核はケーヒルであることに変わりはないのだが。とは言っても、若手選手も欧州に在籍する選手…