【浦和レッズ】悪い流れを取り返せない状況。「いつものようにキメてぶっ飛ばそうぜ」とは。
どうしたんだよ、浦和レッズ。春先の勢いがまるでないじゃんって、最近聴いているのが忌野清志郎のせいか「雨あがりの夜空に」がすっと頭の中に出てきた。下ネタは言わないぞ。フィッカデンティの鳥栖に対して全くいいとこなく負けたっていうか、いつものようにキメたような運動量がないってどういう事よって。
まあ、分かる。6月は梅雨だもんな。そういえば誕生日のお祝いメッセージをくれた人、去年と比較して3分の1に減ったもんな。少ねえよ、ってそこじゃない。実際に顔を合わせておめでとうって言ってくれた人もいたからね。でもさ、今回ばかりは本気で反省したよ。誕生日に真面目に。だって、それは周りの人たちに対して何もできなかった自分が悪いっていう事だから。
冒頭から忌野清志郎の話をしたり、自分の誕生日の話したり、梅雨の話しているけれど、要は今のレッズはやるべきことが出来てないんだよね、っていうシンプルな話。でもそれを一番わかっているのはミシャ工場長であり、強化部であり、選手たちだ。
でも体が、精神面が。とにかく色々ある。1年365日安定しているチームなんて言うのは奇跡だ。いっそのこと千葉ロッテ張りに18連敗かましたら……って、不謹慎ですねすみません。でも、そうやって色々な問題を1年間を乗り越えていくのがチームであって、サッカーのリーグ戦というものではないだろうか。
ところでだ。私が一番今回納得いかなかったことがある。それは一番こういう場面で声援が欲しい選手たちに声援が無く、ブーイングの声量が大きかったという事だ。私も試合そのものを見ることが出来ておらず、多分DAZNの追っかけで見る事も無いだろうが、そのDAZNで観ていたサポーターさんたちがそのように伝え聞いた。そして、バスを囲んだというのだ。なんとも現金な人たちだなと思った次第である。
いや、分かる。すごく気持ちは分かる。負けたら苛立つし、ましてや優勝を目標としているクラブならばフラストレーションが溜まるのも分かるのだ。ちなみに、私は野球で好きな球団は無い。負けるチームが嫌いで勝つチームが好きなのだ。13連敗している時なんか、親父と二人で「巨人なんてチームは元々なかったよね？」と真顔で話すくらいだ。ちなみに今はカープファンである。って、そうじゃない。私だって分かっている。こうやって勝てない時こそ、応援するのが本当のファンなのだという事は。
だが、最後まで諦めていない（はずの）選手たちに対して声援少なくブーイング多めというのはあまりにも悲しい。麺硬め野菜増し増しじゃないのだ。私が多分レッズが好きだからという何よりの証である。その割にはレッズのユニフォームを持っていない。人のことが言えないのはわかっているのは承知だ。
で、だ。真面目な話に戻すと、多分サポーターさんも自信を無くしてしまっているんじゃないかなと思うのだ。
分かる。「今のままでは勝てないんじゃないか？」と疑心暗鬼になる気持ちも。ミシャの采配が相変わらずだとか、選手たちが横パスばっかとか、いっそのことミシャ解任しろとか若手使えとか強化部責任とれとか。いやあ、もうまるっと分かるよその気持ち。
だけれど、そこでチームに疑いを持つことがチームを強くするかどうかが問題なのである。「せめて90分は声張ろうよ。せっかく鳥栖まで行ったんでしょ？」と思うのだ。浦和レッズのサポーターはどんな時でもチームを後押しする熱い仲間たちじゃないのだろうか、と。バスを囲んだり、石を投げたり、監督に生卵投げつけたり。声援よりブーイングの声量が大きくてサッカーが強くなったチームを私は生まれてこの方聴いたことが無い。
そう言う悪い流れの時に、我々が出来る事なんてない。なぜなら浦和レッドダイヤモンズの経営者でも無ければ、強化部でもない。選手でも無ければ、ミハイロ・ペトロヴィッチ本人ではないのだ。
私たちに出来る事は一つだ。声高く次のサンフレッチェ戦で声援を送る事だけだ。それで結果が悪ければ思う存分ブーイングすればいい。せめて90分間だけはいつものように声援をキメてやろうぜ。
とまあ、そんなこと言っても「お前スタジアムに行ったことないくせに偉そうなこと言うな！」と言われてしまえば、それまでだが。でもさ、上手くいかないからって腹いせにブーイングされたら選手たちも嫌になっちゃうって。
そういう時に選手たちを声援で助けてあげられるのは、やっぱりサポーターなんだと思う。だからこそ、背中を押してあげられる強さがサポーターにも求められているんじゃないかなってライトなファンは個人的に思うのだ。私だって時間を作って応援に行きたい気持ちはあるのだ。金が無いだけで。まあ、チケット代くらい工面しろよって話なんだけどさ。
力にはいく金はあるのにって声が聴こえた気がするが、まあ気にしないで行こう。前向いて行こう。次の広島戦は、球際激しく来るだろう。相手も調子が悪すぎる。いくらポイチさんでもうまくいかない時だってあるもんだ。
でも、やっぱりこういう時だからこそ。いつものようにキメてぶっ飛ばしてやろうぜ。と、雨上がりの夜空にタバコを吸いながら思うのだ。え、タバコ代節約したらチケ代位余裕だろうって？ 頭良いな、みんな。
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