殴るぞ

色々と思いっきり話します。

【浦和レッズ】札幌相手に薄氷の勝利。柴戸海くん「森脇さん、あんたからレギュラー奪うよ」とは。

 薄氷の勝利でしょうな。ただ、はっきり言えるのは札幌はかつての「エレベータークラブ」ではないということ。稲本や小野伸二といった確かな実績と能力を持った選手たちを中心に、都倉賢というどでかいエースがいる一つの立派なチームとなっていた。

 しかし、福岡といい、札幌といい、徐々にJ2のレベルは向上している。なるほど、田村を獲得した理由が分かるよねと。強いチームとは、クラブのサッカーに合っている選手を獲得する以前に「いい素材を獲得する」のは当たり前のようにやらなければならない。

 そりゃあ、ユース組織から出てくればもちろんクラブは強くなる。だけど、あのFCバルセロナだって今ではスアレスネイマール・メッシがチームの中心にある。もちろん、ピケやマスチェラーノ、マテューといった選手たちが居るには居るけれど。

 そういう点だと本田の獲得はドキドキするんだよなあ、なんて考えるのだが。あれは本当にただの妄想なので、ガチで語っちゃいけない。じゃあ、書くなよなんて突っ込まれそうだけれど。今回話すのはもうすでに入団が内定しているあの子のことだ。とうとう来るぞ、可愛い転校生。名前は柴戸海くん。大学ナンバー1DFとの触れ込みだ。

 これで未来のDF陣が固定されてきているだろう。CBの真ん中はまだ解決していないが、しばらくは遠藤航が務める。左のストッパーはできれば左利きの田村に任せたい。槙野ほどスピードがあるようには思えないけれど。そこで柴戸くんが任せられるポジションは右ストッパー。最近、見ているとこちらが心配になってくるあの男である。

 だが、よく考えてほしい。森脇は「なぜ起用されるのか?」ということに。本当にみていて心配になってくるのは分かる。だがミシャが起用するのはどうしてだろうか。森脇を下げて那須でも良いじゃないか。最悪遠藤を右に回して、那須を中央にドンでもいいじゃないか。私は那須が好きだ。ちなみに、昨日の夜は焼きナスが出た。うまかった。

 何の話をしているのか。これはサッカーの話である。つまりだ。森脇の素晴らしいところは攻撃の組み立て能力にあるということ。特に左サイドへの対角線のロングフィードは素晴らしい。そして、何よりもDFとして相手をイラつかせられる。普通に考えてほしい。あれだけうるさいやつが居れば何かと目立つ。相手攻撃陣にとってはうっとうしい以外の何物でもないではないか。

 だが、得てしてそういうところがサッカーではストロングポイントにもなり得るのだ。立派な才能である。思い出すと、私の高校にもそういううるさいやつが居たのを思い出す。あれはあれで立派な才能なのだ。サノくんは元気にしているだろうか。

 柴戸くんは、その森脇という男を越えていかなければならないのだ。ミシャにとっても思い入れのある選手だろう。だが、その男も31歳になった。常にこれからは、若手との戦いが待つこととなる。窓際の席のサトウさんことイリッチや、永田充加賀健一らと競っていた時代はもう終わる。今のJリーグにおいて30代を超えた選手というのはベテランと呼ばれる域に入ってくる。プロ野球はそんなことないと思われがちだけれど、実際は大差ない。ただ、Jリーグには社会人チームから入ってくる選手が少ないというだけだ。

 茂木力也はレンタル移籍を繰り返し、日々もがいている。決して頑張っている彼らを否定するわけじゃない。だが、チームというのは生き物だ。いつだって待ってはくれない。ぼくらの時間は過ぎていく、なんて歌詞はMuseのTime is running out。

 常に時間は待ってくれない。だったら、いい選手を獲得するしか方法はない。柴戸くんの獲得は、紛れもなく浦和にとって大きなものとなるだろう。大学ナンバーワンDF。大いに結構。森脇良太に強烈な刺激を与えてくれたまえ。なんなら、乗り越えちまったって良いじゃないか。

 あわよくばだが。ルヴァンでも構わないし、天皇杯でも構わない。

 強化指定選手として一度でいいから見てみたいと望むのは、贅沢な悩みだろうか。180センチで69キロと細い彼だが、Jリーグに必要な課題等も含めて今後大いに役に立つはずだからだ。

 といっても、ミシャのサッカーをやらせたあとにまた大学へ戻ると、こんがらがりそうではある。何にしてもだ。じっくりかつスピーディーに育てよう。浦和というどでかいジャングルへようこそ。

 もうその日暮しは許されないリアル。今からでも「森脇さん、あんた潰すよ」と宣言すればどでかいアングルができるというもの。そう。前線にあって後ろにないもの。それは激しい競争よ。いつだって競争がぼくらを駆り立てる……のか?

 本田圭佑の獲得はワクワクでしかない。柴戸くんの入団は、まさにこれから始まる競争へのゴングが鳴るというもの。3年後のレギュラーになるか、それとも引きずり下ろしちまうか。

 そういえば最近、MOSHIMOというバンドにはまっているのだが、新曲が意中の男を狙って激しい三角関係バトルっていう曲なんだよな。全然関係ないか。

 とまあ、とりあえず柴戸くん。Welcome to the jungle.

 君の健闘を心からお祈りする。あ、それとオナイウ先輩、コンバート話がぼくの妄想で良かったです。

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