殴るぞ

色々と思いっきり話します。

【浦和レッズ】さいたまダービー予想外の敗戦!「ラファエル・シルバが真のチームの一員になった」とは。

 さいたまダービー敗戦。まさか開幕から勝利数0だった大宮に足元を掬われるとはね。と思ったんだけれど、先日DAZNで見逃し配信していたエル・クラシコを見て考えを改めた。そうだ。これこそがダービーマッチよ。チーム状態とは一切合切が断たれ、目の前の試合だけがすべてになる感覚。

 だからこそ、終了間際にセルジ・ロベルトはドリブルで中へと切れ込み、ジョルディ・アルバアンドレ・ゴメスからのパスが来ると信じて走り込んでいた。レオ・メッシが勝利へと導いてくれることを信じて。だからこそエル・クラシコはあれだけ興奮した。ダービーとはそうでなければならない。同じさいたま市、実力もスタジアムの大きさも違うけれど、何が起きるかわからないからこそダービーとは興奮するんじゃないか。

 大宮も浮かれてはいられないはずだが、どうやら胴上げをして喜んだという話も聴く。まあ、喜ばせておこうや。ホームできっちり借りを返そう。

 さて、試合内容だが、後半雑になったところを差し引けば攻めはそう悪くはなかったと思う。ただ、先制されてから各選手焦りのようなものは見え隠れしていたが。それ故に、フラストレーションが貯まるゲームだったことは言うまでも無い。

 そう思わせるようになったのも、やっぱりラファ・シルバがチームの一員になったからだろうなと思うのだ。新潟からやって来たハッピーターンを愛する男はアントラーズボランチ。ちなみに、次対戦する相手である。

 多くのチャンスをもらいながらも、決めきることができなかったラファ。いつものラファなら決めていたはずだ。それが狂うのがダービーマッチなのだが、それ以上にラファエル・シルバが対戦相手にとってもさらに脅威的な存在に変貌を遂げたということに間違いはない。

 今シーズン、リーグ戦で早くも7試合6ゴールを決めており、浦和の攻撃をけん引する存在になっている。ACLでもオスカールなど多くの強力な選手たちを揃える上海相手に決勝点を叩き込む活躍を見せるなど、4ゴールを決める活躍を見せている。

 当初は入団に懐疑的だったけど、ここまでの活躍を見せられるともう期待するしか無くなっちまう。そして、やってくれるという信用が、確実にラファの周りには介在しているのだ。だからこそ、あれだけシュートを外すラファは想像し得なかった。守備陣が何かやらかすかもとは思っていたけど。あ、すみません。

 いずれにしてもだ。ラファはそれだけの存在になったということだ。ジャングルという大きなリアルを駆け抜け、今ラファに求められているのはさらなるもの。それは新潟では手に入れることができなかった栄冠でもある。

 毎年のように優勝を至上命題とされているわれらがレッズにとってみれば、ラファの個人技はとても魅力的だ。興梠のような万能性もないし、武藤やチュンソンのようなタイプとも違う。一人で攻めて一人で決められるポテンシャルさえある超絶アタッカーだ。オナイウ先輩はもうちょっと頑張ってね。

 ズィライオは試合に出ずともその存在感を誇示し続けているし、競争している武藤やチュンソンとの競争は苛烈だ。だからこそ、ラファは結果で示した。自分がここに必要であるということを。

 それはもう分かった。ラファはもはやチームには欠かせない。大宮戦で見せたシュートをふかしていたシーン。このがっかり感はどこから来るものかと思っていた。そう、それはラファ・シルバがこのチームにとって欠かすことのできないピースにもうなって居るという何よりの証拠だ。酒蔵力でテレビ観戦した帰り、浦和の駅から湘南新宿ラインに乗り込んだ夕方。そうかと思った。ラファはそういう存在になったんだなあと。

 浦和のサポーターは厳しい。あれだけ尊敬を集めている阿部ちゃんでさえも、最初から応援されていたわけでは無かった。プレーで見せなければ、応援や尊敬を勝ち取ることはできない。ラファは今、浦和レッズのチームの一員として認められつつあるということ。それは彼の努力がなし得たものである。

 さあ、改めて挨拶しよう。浦和レッズへようこそ、ラファエル・シルバ。次は、絶対的な存在となるための新たなる挑戦が待っている。どんな相手であれ、競争に打ち勝ち、レギュラーを保つこと。それが何よりの挑戦となる。

 ファースト・チョイスでは無く、絶対的エースに。思うと、浦和の栄光には絶対的なエースがそこに居た。福田やエメルソン。ACLを制覇した時にはポンテとワシントンがいた。ラファはそんな彼らの系譜を次いで浦和に栄光をもたらす存在になってほしいのだ。

 さて、そうするとアントラーズとの試合は絶対に落とせない試合となったわけだ。柏木や遠藤航が欠場を余儀なくされることとなる試合でこそ、その真価が問われることとなる。これがラファの伝説の始まりとなるか。早くも正念場を迎える中で、ラファもそれを問われている。

 さあ、伝説を作ろうぜ。ラファエル・シルバ。君ならできる。

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