殴るぞ

色々と思いっきり話します。

旭日旗問題の本質的な問題

 さて、この記事を投稿して良いものかは分からない。

 何分、情報が錯綜しており、果たして何が正しくてどこまでがどうなっているのかが不透明な状況だからだ。あえて事実だけをここでは沿って書き、そして自分はこう思う、ということだけを書いておくことにしよう。

 昨日、水原三星ブルーウィングス川崎フロンターレACLグループリーグで、旭日旗が掲出された。即座に没収されたが、試合後に水原のサポーターが激怒、川崎の応援席まで詰め寄る事態となったわけだ。

 ここに、そのあと旭日旗を燃やすように指示を出したとか、そのような情報が錯綜している。それについては全くこちらでは把握していないし、正確な情報として公式な発表があるまで私も言及ができない。確かなのは「華族」と呼ばれる川崎の中心となっているサポーター集団では無く、学生2人が旭日旗を持っていたこと、没収されたこと。川崎が勝利したからというのもあるのかもしれないが、水原のサポーターと一触即発になったこと。これだけは紛れもない事実なのである。

 私は今回の経緯や、本当に川崎のサポーターだったのかどうか。そのようなことは一切どうでもいいと思っている。今回、その口火を切ったのは川崎を応援するスタンド側にあって、その落ち度は掲出した学生にあるということ。もっとも、貶めようとしたのなら話は別だが。

 前回の記事でも書いたが、悪意の無い行動は人を最も傷つける行為である。今回それをやった行為は、本当に悪意のない行動だったのかもしれない。しかし、それで傷ついたのは水原サポーターだけでは無く、遅くまで帰ることができなかった川崎サポーターたちであり、次の日に試合を行う鹿島アントラーズのサポーターや選手たちなのだ。

 やったらいけないことをやる。しかし、こちらの常識が通用しない相手に対してわざわざ火に油を注ぐようなことをなぜするのか。知っててやっていたらそれはそれで相当卑劣なことだが、知らないでやったのだとしたらそれは何も考えていないバカに等しいではないか。

 4月25日というのは隣国・北朝鮮においても最も重要な日。朝鮮人民軍が創設された日だ。つまり、何をしてくるか分からない。ただでさえトランプ政権が圧力を強め、ロシアでさえもそっぽを向き始めている中、隣から何が飛んでくるか分からない状況。そして、度重なる日本への嫌悪。

 私は右でもなければ左でもないが、普通に考えてそれだけピリピリしている状況でそのような行動を取れる神経が分からないのだ。多分だが、何も考えていないのだろう。

 これに伴って、奇誠庸の猿まね騒動がまた蒸し返されている。事の発端はアジアカップの準決勝だったようだが、まあそれは奇誠庸が悪いとは思う。

 だが、それと今回のことは全く関係のない。彼の話を蒸し返して、話を飛躍させ、旭日旗を出したことを正当化しようとしているようにしか思えない。ましてや今回の件で奇誠庸が悪いと話すのは、もはや言いがかり以外に何もない。

 別にどこで旭日旗を出そうが、裸になって日本万歳と叫ぼうが、その人の勝手である。好きにすれば良い。だが、それはあくまでも他人に迷惑がかからなければの話。

 下手をすれば、川崎の帰りのバスに爆弾を仕掛ける人が居たかもしれない。旗を出した人は無傷で帰ることができたとしても、その爆弾で帯同していた選手たちがけがをしたらどうするつもりだったのか。

 華族の方々に誰かしら負傷したら、果たしてその学生さんたちは責任が取れるのか。結局、ごめんなさいと謝るのは川崎フロンターレの幹部の皆さんで、その人たちは謝らない。それは当事者たちに責任を取ることができないからだ。川崎の人たちが非常に良識ある人たちというのは存じている。肩身が狭いと思う。

 Jリーグのサポーターたちの風紀が乱れている。というよりも、やっていいことと悪いことの区別がついていない。普通に考えたら、わざわざ火に油を注ぐようなことは絶対にやらない。だが、それができない。というよりも、むしろもっとやれと煽り立てる人たちでネットが溢れているから却ってそれが助長される。

 別に私は韓国を擁護しようとか、そういうことは一切考えていない。結局川崎フロンターレの良識ある人たちを傷つけ兼ねなかったことの発端になったかもしれない行為だけをとても強く非難したい。

 誰かに言いがかりをつけて文句を言ったり、旭日旗を出すことが正しいかどうかなんて言うことは関係ないのだ。なぜそれが起きたのかということに誰も目を向けていないではないか。普通に考えてそりゃあ怒るわ、と思う。セルビアコソヴォは独立国と言っているようなものだからだ。

 襟を正さなければいけない。人を傷つけたり、他人の政治思想にズカズカ入り込むような真似をしてはいけないのだ。仮に向こうからやってきたことでも、こちらがサッカーと政治は分けるべきという態度を取らなくてはいけないと思う。やられたからやり返すのは、スポーツのプレーだけで十分。子供の喧嘩ではないのだ。

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